指 揮 : 奥村 哲也 ( 第25回定期演奏会 ・ 第24回定期演奏会)

指揮法・樂理・クラッシックギタ―を青木邦雄氏に師事。
1982年に関西フィルのメンバーによる弦楽アンサンブルを指揮。1985年日本ギターコンクール高校生の部、第2位受賞。
1988年に渡英、翌1989年よりLondon College of Musicにて指揮法をAnthony Randall、作曲をSusan Bradshaw、クラッシックギタ―をDouglas Rogers、Colin Arensteinに師事。在学中、College Brass Ensemble、市民オーケストラ等を指揮。また、John William、John Millsのギター・マスターコースを受ける。
1993年、同College卒業後帰国。
現在、関西二期会・カレッジオペラハウス・神戸アーバンオペラ等の副指揮者として、秋山和慶・佐藤功太郎・現田茂夫・飯森範親・阪哲郎ら各氏のアシスタントコンダクターを勤めるかたわら、オーケストラ・チェンバーアンサンブル・合唱団等を指揮。

(第24回定期演奏会(2001.12.8)パンフレットより)
 



 指 揮 : 川本 貢司 (第20回定期演奏会)

1972年、島根県生まれ。1995年3月、東京芸術大学音楽学部指揮科を卒業。これまでに指揮法を若杉弘、小田野宏之、グスタフ・マイヤー、フランシス・トラヴィス、セルジュ・チェリビダッケの各氏に師事。
 大学在学中の1994年、第10回東京国際音楽コンクール(指揮)において、日本人としては最高位の第3位を受賞。「健康的なセンスとテクニックを備えた指揮者」(審査員諸氏より)と賞賛されると同時に、大学在学中の受賞ということもあり、将来を有望視される若手指揮者の一人となる。
1995年1月、東京シティ・フィルハ−モニック管弦楽団、大阪フィルハ−モニー交響楽団、九州交響楽団を指揮して楽壇にデビューを果たし、各地の演奏会において成功を収める。
 現在は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、広島交響楽団、札幌交響楽団、群馬交響楽団、京都市交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、大阪シンフォニカー他、全国の主要オーケストラの指揮をするなど、各地の演奏会においてシンフォニー指揮者としての高い評価を得ている一方で、「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」公演の指揮等、オペラ指揮者としての活動も精力的に行っている。また、ラジオのための放送録音や、各地の吹奏楽団、合唱団との共演も多く、それらの幅広い活動は新聞紙上において「的確なバトンテクニックによる、細部にまで行き届いた見事な音楽表現」等の高い評価を受けており、今後の活躍が期待される若手指揮者の一人である。


(第20回定期演奏会(1997.12.6)パンフレットより)
[ 川本先生のサイトはこちら⇒http://www.musickoji.net/ ]




 指 揮 : 船曳 圭一郎  ( 第15回定期演奏会 ・ 第14回定期演奏会)

  神戸大学教育学部音楽科卒業、同大学院修了。指揮を岡田司氏に師事。エウフォニカ管弦楽団、同志社大学交響楽団、岐阜県交響楽団、福井交響楽団、千里市民管弦楽団、加古川フィルハーモニー等をはじめとする多数の団体を指揮し好評を博す。
 オペラの分野においても、関西二期会を中心に、手塚幸紀、佐藤功太郎、大野和士、岡田司、高関健、團伊玖磨、各氏のもとで、副指揮、合唱指揮をつとめ、その手腕を高く評価されている。
 また、学校公演や、研究生修了公演等においては、メノッティ:「アマールと3人の王様」「電話」、フンパーディンク:「へンゼルとグレーテル」、プッチーニ:「修道女アンジェリカ」、ピゼー:「カルメン」、林光:「あまんじゃくとうりこひめ」等、多数の作品を手がけ、そのいずれの公演も成功をおさめている。
 現在、大阪教育大学講師(オーケストラ、指揮法)。関西の若手指揮者の中でも最も注目されているひとりである。

(第15回定期演奏会(1992.11.28)パンフレットより)




 ピアノ独奏 : 津田 安紀子 第27回定期演奏会

加古川市出身。私立賢明女子学院中学・高等学校を経て、1999年神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒業。2000年同大学音楽専攻科終了。第3回兵庫県学生ピアノコンクール銀賞、第14、17回日本ピアノ教育連盟オーディションにおいて奨励賞受賞。1998年ウィーン国立音楽大学の夏期セミナーを終了。2000年モスクワ音楽院の夏期セミナーを終了し、ファイナルコンサートに出演する。姫路市文化振興財団主催のフレッシュコンサート、関西音楽・芸術大学生によるジョイントコンサート、2002年にはアラベスクホールオープン5周年記念の午後の音楽会でソロコンサートを行う等、数々のコンサートに出演する。また、ワルシャワ・シンフォニア、ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団、テレマン室内管弦楽団とそれぞれ共演し好評を博す。これまでに紫島佐代美、金子園、山上明美、ボリス・ベクテレフの各氏に師事。
現在、兵庫大学短期大学部非常勤講師。加古川音楽家協会会員、神戸音楽家協会会員。




 チェロ独奏 : 長谷川 陽子 第25回定期演奏会

9歳から桐朋学園大学付属「子供のための音楽教室」で井上頼豊氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科に入学の15歳の時、第54回日本音楽コンクールで第2位。1987年、音楽之友社主権「フレッシュ・アーティスト・シリーズ」にてデビューリサイタルを行う。
1988年小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団のニューイヤー・コンサートにおいて協奏曲デビュー。同年、桐朋音楽大学に入学。この間ビクターエンタティメントの専属アーティストとして、デビュー・アルバム「珠玉のチェロ名曲集」をリリース。邦人チェリストとして初めてクラシック・ヒットチャート第1位にランクされ注目される。
1989年より文化庁派遣在外研修員として、フィンランドのシペリウス・アカデミーに留学、アルト・ノラス氏に師事。(1992年首席で卒業後帰国)1990年、ロストロポーヴィッチ国際チェロ・コンクール特別賞受賞。
 これまでに日本の主要オーケストラと共演した他、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(M・ヤノフスキー指揮)、ハンガリー交響楽団、ウィーン・コンツェルトフェライン室内管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(指揮:ワレリー・シナイスキー)などにソリストとして迎えられ、その音楽性に高い評億を得ている。また、リサイタルも各地でおこなっており、1993年、1999年にカザルス・ホールの「パブロ・カザルスに捧げるチェロ連続リサイタル」に出演。1995年、紀尾井ホールのオープニング・ガラとともにリサイタルを行う。また、近年はパスカル・ロジェとのアンサンブルで全国ツアーを行い、何れも好評を博している。また、1997年にはNHK−BS「森と湖の響き フィンランド音楽紀行」でナピゲーターを努め大きな反響を呼んだ。
 2000年は、ホノルル交響楽団、NHK交響楽団(オラモ・サカリ)との共演、フィンランドの「ナーンタリ音楽祭」へ招待参加。2001年は、スイスのディヴォンヌ音楽祭にロジェ・トリオで参加、今秋日本公演をおこなった。また、フィンランドの天才アコーディオン奏者ミカ・ヴァェユリュネンとの共演でCD「展覧会の絵」を発売。レコード芸術特選盤に選ばれている。また、4月よりNHK−FM「おしゃべりクラシック」で渡辺徹とともにパーソナリティを務めた。2002年にはデビュー15周年を迎え、ベートーヴェン・ソナタ全曲に取り組んでいる。2003年1月プラハ交響楽団と日本ツアーで共演予定。
 CDは、ビクターエンタティメントより、デビュー・アルバムをはじめ、ロンドンにてC・シーマン指揮/フィルハーモニア管弦楽団と共演した「ドヴォルザーク/チェロ協奏曲」、「G線上のアリア」、「ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ/ソナタ集」、平成7年度文化庁・芸術作品賞と日本プロ音楽録音賞を受賞した「コダーイ/無伴奏チェロ・ソナタ」、パリ録音の「サパテアード〜スペインのバラ」、ドイツ録音の「ブラームス/ソナタ」、ベスト小品集「ナチュラル」、ユニット参加した「ヴァオイセス スターク・バンド」、ベスト盤「愛の言葉」、第2弾の無伴奏チェロ曲集「ソロ」、初のポピュラー・アルバム「ノルウェ−の森」、レコード芸術特選版の「バッハ無伴奏チェロ組曲」、新譜を含め計14枚をリリースしている。
 第3回アリオン賞審査員奨励賞('85年)、松村賞('88年)、霧島国際音楽祭賞('88年)、モービル音楽賞奨励賞('91年)、新日鉄フレッシュ・アーティスト賞('91年)他、受賞多数。
(2002年3月現在)
[ 長谷川陽子さんのサイトはこちら⇒http://yoko-hasegawa.com/ ]




 ピアノ独奏 : 小山 るみ  (第24回定期演奏会 ・ 第8回定期演奏会)

相愛高校音楽科を経て相愛女子大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同大学研究生修了。
NHKオーディションに合格し、NHK・FM「午後のリサイタル」に出演。各種新人演奏会を経て日演連推薦ヤマハリサイタル、「神戸・春のコンサート」等多数のコンサートに出演。神戸で2度のリサイタルを開催。また、室内楽、伴奏にも取り組み、N響メンバーとのアンサンブルでは好評を得る。中田喜直氏の連弾の相手を務め、また、大中恩氏のピアノ曲の演奏の際には作曲家から称賛を得た。
童謡グループ「トリオ・フェリーチェ」を結成し、各地で活動中。
 フランス音楽を得意とし、音色の美しさには定評がある。テレマン室内管弦楽団、大阪フィル、ブルガリア・トルブーヒン管弦楽団、ポーランド・チェンバーオーケストラ等と共演。
故・井口愛子、徳末悦子の両氏に師事。
現在、相愛大学音楽部、相愛高校音楽科非常勤講師。神戸音楽家協会会員。
加古川市立野口小学校、中部中学校出身。加古川フィルとの共演は前身の加古川ユースオーケストラから含めて4度目。

(第24回定期演奏会(2001.12.8)パンフレットより)



 ヴァイオリン独奏 : 金関 環 〜Kanaseki Tamaki〜  (第22回定期演奏会)

1962年天理市生まれ。高校卒業後、渡米。ジュリアード音楽院にてJ.フックス教授の門下生となる。85年同学院卒業、87年同学院修士課程修了。弦楽合奏団を結成し、ニューヨークを中心に室内楽の演奏活動を行う。88年アルフレッド大学夏季室内楽講師に就任。ジュリアード音楽院にてJ.フックス教授の助手及びホフ・ベテルソン音楽院講師を務める。93年大阪フィルハーモニー交響楽団と共演。その後、ソロリサイタルをニューヨーク、上海、東京、大阪、京都、奈良、下関などで開催。96年南米コロンビア共和国シマール夏季音楽祭講師に就任する他、東京文化会館、ニューヨーク・カーネギー・ワイル・リサイタルホールでコンサートを行い、NHK−FMリサイタルにも出演。96年帰国。神戸アスク音楽院講師に就任。97年コロンビア共和国カリ市を中心に演奏ツアー。98年神戸市元町ミュージックウィークに参加。神戸市を拠点としてソロリサイタル及び各種のコンサート活動を行っている。99年大阪センチュリー交響楽団と共演。以後特別企画によるヴァイオリン・シリーズコンサートに出演。J.フックス、藤原浜雄、東儀裕二、岩谷裕子、L.フックス、H.シャピロー、J.ナイガード、R.マンの各氏を始め、ジユリアード弦楽四重奏団員の指導を受ける。

(第22回定期演奏会(1999.12.4)パンフレットより)



 ヴァイオリン独奏 : ローラリン・ダフ  (第17回定期演奏会)

  1971年、カリフォルニア州スタンフォード生まれ。コロラド育ち。7歳の時、1年間ドイツヘ。ヴァイオリンは5歳から始め、個人教授についてレッスンを積む。12歳でオーケストラに参加。以来数々のオーケストラ、カルテット、デュエットで演奏する。コロラド大学で音楽の学士号取得。在学中は奨学生としていくつかのトップカルテットに所属、多数賞を受ける。卒業リサイタルで演奏。オーケストラとのソロ演奏は今回が初めてである。
1993年7月に来日。英語講師、西脇在住。

(第17回定期演奏会(1994.12.10)パンフレットより)